宮本蔵の街、JIA支部大会の賞受賞

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今月JIA(日本建築家協会)の関東甲信越支部大会が群馬で開催されます。それに先立ち「地域に根ざす建築作品と活動」が募集されました。せっかくお隣の県で開催ということもあり「本庄・宮本 蔵の街」をエントリーさせてもらいました。
結果、建築作品の部門(まちづくり全般)で大会特別賞に次ぐ「地域特別賞」、さらに「まちづくり委員会賞」をいただくことができました。

蔵の街も、足掛け6年、本庄まちNETの皆との保存活動を発端に、多くの皆さんにサポートを受け、やっと街らしくなってきました。

そして今回、何よりも地域で奮闘している建築家の皆さんに選んでいただけたことが、何よりもうれしく感じています。昨年から地元の自治会の副会長を任され、地域の日常の細かな問題の大変さ、逆に幼なじみとの再会の嬉しさなど、地域コミュニティーをどっぷり体験しています。どうも建築家は理念的に地域空間をとらえる傾向があるので、本当に毎日良い経験をしています。
これからもローカルアーキテクトとして足元を見ながら、地域の皆さんと一緒に活動していければいいなと思っています。

来月は3年目に入るフィリピンでの、これまた素敵な地域の人々とのプロジェクトのために出かけてきます。ボホールにあるアマレラという素敵なリゾートをやっているルーカス さんにお会いした時、本庄の蔵の街の写真を見せたところ、お前と僕がやっていることは同じだねと言って、微笑んでくれました。アマレラは地域の文化を保存し、空間もとても素敵なところです。

最後にお世話になった皆さんと、せっかくJIAの賞ですので、私の所属するJIA埼玉の仲間にも、ありがとうと伝えたいと思います。ほんとにありがとうございました。

なお作品は前橋プラザ元気21(6/10,11)群馬音楽センター(6/12)で展示されるようです。

http://www.jia-kanto.org/shibu-taik…/2016/catalog/index.html